ワンちゃんの歯磨きに、どんなブラシが良いか時々問い合わせがあります。
ワンちゃん用のブラシもありますが、人間の子供用歯ブラシでも使えます。
中でも360度ブラシは、奧の歯も磨きやすくてお薦めです。
歯ブラシを噛んでしまって磨けない場合は、歯ブラシをお口に入れる練習から初めてみて下さいね。
ワンちゃん用の歯磨きペーストもありますが、ブラシだけでも効果はありますので、是非チャレンジしてみて下さいね!
5月になって、新人さんたちは新しい職場環境にも慣れた頃でしょうか?
当院でも新しいスタッフが頑張ってくれています。
新しいと言えば、春に子犬を迎える人が多いそうです。
子犬を迎えてまず始めないといけないのは、お家の中や家族の一員としてのルールを覚えて貰う事ですね。
「パピーの社会化期」は生後3ヶ月くらいまでと言われています。
あっという間ですね。
ワクチン接種の関係でこの時期は外に出られない時期でもありますが、出来るだけ色々な人や場所モノになれて貰うように工夫が必要になります。
病院に慣れる練習中のパピーちゃんです。
特に大型犬は大きくなると力も強くなるので、パピーの頃から色々な練習が必要ですね。
当病院はインターンシップ制度を積極的に取り入れております。
先日も実習生さんが来て下さいました!
動物病院ってどんなところ?
動物看護師ってどんな仕事?
実際に働く前に「研修生」として見学をすると一目瞭然!
就職してから「こんなはずじゃ無かった。。。」というのは、働く側にとっても勤め先にとっても残念なことです。
ですから、就職する前に現場を体験するのはとても良い機会だと思います。
院長のあんな顔、こんな顔、診察室の外で見る院長たちの素顔は、必見ですよ!
実際に研修に来てくれた学生さんが一緒にスタッフとして頑張ってくれていることは、とっても嬉しいことです。
「この先輩と一緒に働きたい」と思って貰えるように私たちも頑張らなきゃ!
早いもので京都ではもう祇園祭本番を迎えようとしています。
そして毎年の事ながら暑いです!
そんな暑さの中、今年の春から頑張ってくれている当院の新人さんたちにインタビューをしてみました。
春から3ヶ月程経過した現在、院長の嫌みにも負けず頑張ってくれています!
まずはトップバッターの地籐さんです!
●仕事には慣れてきましたか?
慣れないところと、慣れてきたところはどんなところですか?
受付、電話対応がまだ慣れないです。
慣れてきたところは問診です。
色々飼い主さんにお話を伺ったり、自然に会話をする事が出来るようになったと思います。
●思っていたより大変なことはどんなことですか?
看護師としての仕事がたくさんあって、一つ一つが大変です。
動物の事を考えて行動するのがすごく大変。難しいです。
●思っていたより楽しいことはどんなことですか?
動物と接することや、飼い主さんと接する時にお話したりするのが楽しいです!
●仕事の中で、これは得意かも!と思うことは何ですか?
まだまだ不慣れですけど、これなら得意と言えるのは皮下点滴の管理です。
最初の頃は側管からビタミンを入れる際に針が抜けてしまうことがあり
ダメダメだったけど、今では最後まで抜けずに終わります。
●今までで特に印象に残った子はどんな子ですか?
爪切りの保定に入った猫さんです。
怒る子で私自身まだ猫に慣れていなくて先輩に変わって貰いました。
先輩がうまくあやして保定しているのを見て、私も頑張ろうと思いました。
●どんなVTになりたいですか?
動物にも飼い主さんにも信頼され、自信を持って「それ私がやります!」って言えるVTになりたいです!
地籐さん、どうも有り難うございました。
これからも是非色々なことにチャレンジして、みんなから頼りにされるVTになって下さいね!
動物看護師の資格には「認定動物看護師」という資格があります。
年に一度、2月と3月に行われる「統一認定試験」に合格して資格を得ます。
当院のスタッフも積極的に受験をしています。
資格を取得し、スキルアップを目指しています。
動物看護師統一認定機構より
「小動物、産業動物分野等の獣医療現場に従事する動物看護師で、適切な知識と技能を持つことが動物看護師統一認定機構により認められた者に対して、国際的にも広く知られた呼称として「認定動物看護師」を用いる。「認定動物看護師」はわが国の動物看護学の確立と発展のために、動物看護倫理に基づいた看護を実践し、看護研究に努めるとともに、真の専門職となるように生涯学習を継続しなくてはならない。そして、日本国民と動物たちの健康と福祉に貢献することが務めである。」
待合室の外側には花壇があります。
毎日ここに水をやるのが私たちの日課です。
お花などは、時々奥さんが植え込んで下さっています。
季節ごとにお花を楽しんで頂いていますが、病院が出来た時からずっと植えられていた沈丁花もずいぶん大きく育ち、春先には良い香りで皆さんをお出迎えしてくれています。
VTの大事な仕事のひとつに「綿棒巻き」があります。
綿棒は色々な場面で必要になります。
代表的な作業としては耳掃除ですね。
わんちゃんや猫ちゃんの耳が汚れていたり、トラブルがあったときに、耳を掃除します。
そのときに役立つのがこの綿棒です。
市販の綿棒だと、綿の部分が大きすぎてしまうことが多いので、うちの病院では手作りしています。
綿棒用の針金に綿花を薄く重ねて巻いていくのです。
これが簡単そうに見えて中々難しかったりします。
使っている途中で面が崩れてきたりはずれてしまうと大変です!
なのでしっかりきれいに巻き付けなくてはいけません!
先輩VTに名人がいるのですが、私はまだまだ修行中です。
動物病院で働く私たちは、動物看護師と呼ばれたり、Veterinary Technicianの頭文字をとってVT(ブイティー)と呼ばれたりAnimal Health Technicianの頭文字をとってAHTと呼ばれています。
先生の指示の元、診察のお手伝いをしたり、手術の準備やお手伝い、お薬の準備、入院している子たちのお世話などから、受付や掃除まで、病院内での色々な仕事があります。
資格はありますが、人間の看護師さんのような国家資格ではありませんし、資格が無くても働くことは出来ます。
でも動物たちの命を預かる大切なお仕事なので、覚えることは沢山あります。忙しくてあまり参加出来ないのですが、時々セミナーにも参加して、新しい知識と技術を学びスキルアップを目指しています!
セミナーの参加は先生も応援してくれていて、バックアップをしてくれます。でもその分しっかり勉強してこないと厭味を言われてしまいます。笑。
今日も厭味を言われないよう、しっかり頑張ります!